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カテゴリー別アーカイブ: 内装解体工事の細目

【窯業系サイディングの基礎回り解体①】

【窯業系サイディングの基礎回り解体①】

窯業系サイディングの基礎回りは、

縦胴縁で上下方向に通気ルートがつくられている。通気ルートの隙間は10ミリから15ミリが多く見られる。

水切りの外壁面からの出は10ミリ程度が多い。

防湿シートで室内の湿気を壁内に浸入出来ないように施工されている。

水切りの立ち上がりは80ミリ~100ミリが多く透湿防水シートに重ねて、防水テープで留めてある。

 

【】内装解体工事の細目⑤【】

内装解体工事の細目⑤

S造サッシの撤去

S造のサッシの開口部は、使用される建材によってサッシの取り付け方が様々である。

ALCでは、建材を躯体に直に取り付けるため、枠自体が開口部となり開口部の建材に溶接されている。胴縁を使用している場合はその胴縁字体が開口のフレームとなりその専用でサッシが作られている。

また、シーリングで打っているのが特徴的である。

その為、S造サッシの撤去の場合は建物ごとに特徴を見極めて先にシーリングを切るかそれとも溶接されている建材を独立させた後からシーリングを切ってサッシを撤去するかがポイントである。

【】内装解体工事の細目④【】

【】内装解体工事の細目④【】

》RC造サッシの撤去《

RC造の窓は、躯体にモルタルを詰めて部屋内からサッシをはめるのが多く見られる。

つまり内付けが一般的であろう。さらにRC造のサッシ枠は、サッシアンカ―に溶接で固定されていて躯体に対して欠き込みがあり、

サッシの位置は外装材の種類の入れ方によって調整されている。

その為、RC造のサッシの撤去はまず、外装材を落とし、サッシアンカ―から独立させてからの撤去が最善策であろう。

【】内装解体工事の細目③【】

【】内装解体工事の細目③【】

」木造のサッシの撤去「

木造のサッシは、半外付け、外付け、内付けの三種類がある。枠の形にもよるが

大概、半外付けが多く見られる。

半外付けのサッシは、枠そのものが外額縁を兼ねているため外壁の建材を直に納められている。

さらに木造のサッシは規格寸法が決まっている。

このことから枠の納まりがS造や、RC造とは違うため枠の左下のやや上の端部、

または、

右下のやや上の端部にバールを入れ壁の方向にバールのアゴを寄せれば上下左右の建材をばらさずに枠ごと撤去できる可能性が高い。

【】内装解体工事の細目②【】

【】内装解体工事の細目②【】

弊社では、木造、RC造、S造、SRC造の細部にわたる施工箇所を確認しつつ、

解体する建物の構造を頭に入れ、よく理解しつつ、解体に取り組んでいる。

また、一つ一つの建物の構造はまったく同じものは無く、

細目によっては解体の方法も変化する。内装解体の意匠的な研究を続けていく為には、

まず最初にそのつくりがどのようにどうなっているのかを知るのが必要不可欠である。

そのためにも、建物の細目を理解して、無理と無駄のない、

内装解体の手順を文字に起こせるようになることが重要である。

内装解体工事の細目①

【】内装解体工事の細目①【】

解体工事業において、解体現場で起こりうるトラブルや事故というのは、大概建物の構造の確認ミスである。

予算や工期の短縮や人手不足の観点から建物の取り合い部分、細部にわたる納まりの確認など現地調査を行わず現場任せというのが現状である。

その為、現場の最前線に立つ職人さん達は、

どのように解体するかを検討するためには、

現場にて建物に使用されている建材、寸法、取り合いを等を確認し、その建物の構造、建材の特徴をよく理解したうえで、解体の基本的な手順を周知する必要がある。